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Language Creation Society、クリンゴン語は著作権保護されないとする法廷助言書を提出
スター・トレックのファンムービーが著作権を侵害しているとして、CBS StudiosとParamount Picturesがファンムービー制作者のAxanar Productionsを訴えている裁判で、クリンゴン語の著作権問題についてLanguage Creation Society(LCS)が法廷助言書を提出している(LCSのプレスリリース、Consumeristの記事、The Registerの記事、TorrentFreakの記事)。
この裁判で原告側は、クリンゴン語が架空の言語であり、ネイティブスピーカーとしてのクリンゴン人も架空の存在であるため、実用的なコミュニケーションシステムには該当しないと主張。フレーズや単語単位ではなくクリンゴン語自体が著作権保護されるとの考えを示している。
クリンゴン語は1984年の映画「スター・トレック3/ミスター・スポックを探せ!」のため、Paramountが言語学者のMarc Okrand氏に依頼してクリンゴン語のセリフを作ったのが始まりだ。そのため、LCSは所有権があるようにParamountが感じるのは理解できるとしつつ、所有権があるように感じるのと、実際に所有権があるのとでは異なると述べている。
また、映画のために書かれたクリンゴン語は機能する言語ではなかったが、1985年にOkrand氏が文法や語彙を追加して出版したクリンゴン語辞書が25万部以上売れたことで、多くの人が学んだクリンゴン語は実用的なコミュニケーション手段になったとLCSは主張する。
クリンゴン話者のコミュニティーは実際に存在し、クリンゴン語が唯一の共通語になっているグループもあるという。さらに、幼少時からクリンゴン語で育てられたネイティブスピーカーも存在すると指摘。このほか、クリンゴン語訳された文学作品や翻訳ソフトウェアの対応、テレビドラマで使われるクリンゴン語などの実例のほか、さまざまな判例を挙げて言語としてのクリンゴン語が著作権で保護されないことを主張している。 スラドのコメントを読む | YROセクション | 映画 | スター・トレック | YRO | 法廷 | スラッシュバック | 著作権
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