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米特許商標庁、ソフトウェアのライセンス認証システムに関する特許を無効と判断
headless 曰く、 老舗パテントトロールUnilocが数々のソフトウェア企業を訴え、数億ドルを要求していた特許(米特許5,490,216、'216特許)について、米特許商標庁(USPTO)の特許審判部(PTAB)が全クレームを無効と判断したそうだ(Ars Technica、Kansas City Business Journal)。
'216特許は「System for software registration」というタイトルで、ソフトウェアのライセンス認証の仕組みに関するものだ。'216特許を侵害しているとしてMicrosoftを訴えた裁判では、賠償額を3億8千8百万ドルとする評決を陪審が2009年に出して注目を集めた。連邦地裁判事の判決は陪審の評決を覆すものだったが、控訴審では2010年に陪審の評決を支持している。ただし、賠償額については再評価が必要とされ、最終的な和解額は公表されていない。Unilocでは75社以上を'216特許を侵害しているとして訴えているが、訴訟の3分の1で和解に達しているという。
今回の再審査はSega of AmericaやUbisoftなどが請求したもので、'216特許を無効と主張する再審査の請求は2002年以来繰り返し行われているが、USPTOにより無効と判断されたのは今回が初めて。(216特許は2013年に失効しているが、特許の所有者は6年前までさかのぼって損害賠償を請求できる。そのため、Unilocでは2014年まで訴訟を提起し続けていたとのことだ。
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