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【株式市場】日経平均は1年3カ月ぶりの安値になり前場の300円高を帳消しにして398円安
◆日経平均の終値は1万6017円26銭(398円93銭安)、TOPIXは1301.49ポイント(37.48ポイント安)、出来高概算(東証1部)は31億8594万株
21日後場の東京株式市場は、原油相場の中でドバイ原油が反発と伝えられたほか、日銀の黒田総裁が11時過ぎから参院決算委員会に出席と伝えられたため期待が盛り上がり、日経平均は後場寄り後に318円39銭高(1万6734円58銭)まで上げて2日ぶりの反発かと思われた。しかし日銀総裁の答弁は従来と大きな変化がなかったようで、日経平均は株価指数の先物主導で急速に値を消し、大引けにかけて398円93銭安(1万6017円26銭)まで下押し、そのまま本日の安値で引けた。2日続けて昨年来の安値を更新し、2014年10月以来1年3カ月ぶりの安値水準になった。主な株価指数はすべて安い。
後場は、台湾・鴻海精密工業がシャープ<6753>(東1)に買収を提案と伝えられ、シャープが13時30分過ぎに25%高まで急騰する場面があったほかウェルネット<2428>(東1)は三菱UFJモルガン・スタンレー証券が新たに注目を開始(投資評価を開始)と伝えられて後場も急反発のまま推移。デザインワン<6048>(東マ)は訪日外国人観光客の需要がエステなどのサービス関係に変化とされて店舗情報サイトなど注目され続伸。アイセイ薬局<3170>(JQS)は20日に業績予想の増額を発表し株式投資の基本とされて一時ストップ高。
東証1部の出来高概算は31億8594万株(前引けは12億6109万株)、売買代金は3兆846億円(同1兆2796億円)。1部上場1935銘柄のうち、値上がり銘柄数は全体の3%の60銘柄(前引けは1337銘柄、値下がり銘柄数は同じく96%に当たる1860銘柄(同485銘柄)。
また、東証33業種別指数は全33業種が値下がり(前引けは31業種が値上がり)し、値下がり率の小さい業種は、空運、ガラス・土石、ゴム製品、鉱業、石油・石炭、水産・農林、電気機器、その他製品、医薬品、保険、化学、などとなった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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