出光興産、中国の潤滑油工場の製造能力を12万kl/年に増強

2015年10月25日 13:24

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 出光興産は23日、中国での高性能潤滑油の販売増に対応するため、100%出資の子会社である出光潤滑油(中国)の潤滑油製造装置の増強工事を完了したと発表した。増強後の製造能力は12万kl/年で、同社グループ最大の海外潤滑油工場となる。

 同社によると、出光潤滑油(中国)の工場は、2004年12月に操業を開始し、天津本社、上海支店、広州支店、長春営業所、重慶営業所、北京営業所の6拠点体制で、各種自動車用潤滑油や工業用潤滑油の製造・販売を行ってきた。今後も安定的な供給を継続するため製造能力を従来の5万6,000kl/年から12万kl/年へ増強した。

 この増強工事に併せ、各種自動検査装置および自動搬送機を導入し、製品品質の一層の向上と、生産の効率化・省力化を図っている。

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