電通、電力・ガス会社向け省エネ支援サービスの米オーパワーと協業

2015年8月31日 12:52

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 電通は31日、エネルギーに関するビッグデータ・プラットフォームを展開する米国のオーパワー(OPOWER INC.)と協業し、2016年以降のエネルギー自由化に向けてクライアントサービスを高度化していくと発表した。日本法人のオーパワージャパンとも連携する。

 同社によると、オーパワーは、世界で約100社の電力・ガス事業者にエネルギーのビックデータ分析をベースにした省エネ促進のための顧客エンゲージメント・プラットフォームを提供しているベンダー。

 個人の電力使用データなどのビッグデータ分析と行動科学をもとに、パーソナライズされた省エネアドバイスを消費者に提供し、そのフィードバックを通じ事業者のコスト効率を改善することで、事業者と顧客の関係向上を支援している。

 電通とオーパワーは相互の強みを生かすことで、クライアントサービスの一層の高度化を図り、電力・ガスなどの既存エネルギー事業者や新規参入企業に対して、統合的なマーケティング・コミュニケーション・サービスを提供していくという。

 具体的には、ビッグデータ分析と省エネインサイトによる顧客管理・維持・ロイヤルティー向上のためのサービスの提供、地域エンゲージメントモデルの創造、といったサービスを提供する。

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