豪ドル週間見通し:もみあいか、8月利下げ観測は後退せず

2015年7月18日 15:44

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記事提供元:フィスコ


*15:44JST 豪ドル週間見通し:もみあいか、8月利下げ観測は後退せず
■下げ渋り、中国株高でリスク回避の売りは縮小

先週の豪ドル・円は下げ渋り。中国本土株が強い動きを見せたことでリスク回避的な豪ドル売りが縮小したことが要因。ギリシャ債務問題に対する警戒感が多少低下したことや米ドル・円相場が円安方向に振れたことも対円レートの下落を阻む一因となった。取引レンジは90円51銭-92円43銭。

■もみあいか、8月利下げ観測は後退せず

今週の豪ドル・円はもみあいか。中国経済の成長鈍化に対する過度の警戒感は後退したが、中国本土株の動向を意識した取引が続くことになりそうだ。株高の場合はリスク選好的な豪ドル買いが強まる見込み。ただし、豪準備銀行(中央銀行)による8月利下げ観測は残されており、豪ドルの大幅な上昇は期待できない。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・22日:4-6月期消費者物価指数(前年比予想:+1.7%、1-3月期:+1.3%)

予想レンジ:90円00銭-93円00銭《FA》

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