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チューブ型交通機関の真の目標は火星?
記事提供元:スラド
taraiok 曰く、 民間宇宙開発企業SpaceXのCEO、イーロン・マスク氏が計画しているチューブ型交通機関「ハイパーループ」プロジェクトは、空気のある環境ではさまざまな課題がある。しかし、火星のような空気の少ない場所だったらどうだろうか(The Conversation、Slashdot)。
テキサス大学のLeon Vanstone博士による計算では、サンフランシスコからロサンゼルスまでハイパーループを構築した場合、少なくとも60億ドルは必要となる。さらに、この技術の実用化には数千億ドルの費用が必要になるという。ハイパーループの計画上の最高時速は約1300kmと高速だ。しかし、現時点で毎時878~926kmの巡航速度を持つ旅客機が存在する以上、多くの人がこのプロジェクトの採算性に疑問を持つのは当然だ。
しかし、化石燃料が存在せず、空気の少ない火星であれば、高速かつ安全なセルフパワー交通システムは、入植地を維持するのに十分役に立つはずだ。ハイパーループが目指している先には火星があるに違いないとしている。
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