「チョコレートの摂取で血圧が低下」―明治が報告

2015年7月18日 07:44

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 明治は17日、産官学で行った研究により、チョコレートの摂取により血圧が低下し、善玉コレステロール(HDLコレステロール)が上昇することなどを確認したと発表した。

 研究は、「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」と題され、愛知県蒲郡市、愛知学院大学との産学官共同で2014年3月から行われていた。

 蒲郡市内外の45~69歳までの347人(男性123人、女性224人)に、1カ月間、カカオポリフェノールを多く含むチョコレートを毎日一定量摂取してもらい、摂取前後の血圧や血液成分などの身体の状態の変化を検証したもの。

 それによると、チョコレートの摂取により、血圧が低下(血圧が高めの人ほど、正常な血圧の人より血圧が低下)、善玉コレステロール(HDLコレステロール)が上昇、精神的にも肉体的にも活動的になり、BDNF(脳由来神経栄養因子)が上昇する可能性を確認、動脈硬化の検査などに使われる炎症指標(hs-CRP)と酸化ストレス指標(8-OHdG)が低下、という結果が得られた。

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