【中国の視点】中国、AIIBを通じてギリシャを支援か

2015年7月7日 09:10

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記事提供元:フィスコ


*09:14JST 【中国の視点】中国、AIIBを通じてギリシャを支援か
国際通貨基金(IMF)や欧州連合(EU)などが提示した緊縮財政案の受け入れ賛否を問うギリシャ国民投票が5日に実施され、緊縮財政案の反対は多数だった。

事実上デフォルトに陥っているギリシャに残された道について、◆国際通貨基金(IMF)などとの交渉を継続すること◆IMF以外から援助を受けることだとみられている。

一部外電は、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立協定に関する各国の署名が完了したばかりとなり、ギリシャがAIIBを通じて中国から援助を受けることが可能になるとの見方を示した。

中国の専門家は、ギリシャは中国からの援助を受けることが確定された場合、二通りの援助ルートがあると指摘。第一は国際援助機関や欧州の国を通じてギリシャを支援すること。第二は「シルクロードファンド」を通じてギリシャに資金を提供することが可能だと分析した。また、中国にはギリシャを援助する能力を備えていることも言及した。

ギリシャ危機の発生を受け、中国からギリシャへの輸出が2.2%下落すると予測されている。また、中国によるギリシャ周辺国への投資も活発になっているため、輸出鈍化がギリシャ一国に留まらないと指摘された。

ギリシャを危機から乗り越えさせるため、EUなどが今後中国と協力する可能性も否定できないとみられている。《ZN》

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