維新、党独自の安保法案を10日の特別委に提出

2015年7月5日 18:29

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記事提供元:エコノミックニュース

 維新の党の松野頼久代表は4日21時からのNHK番組で、党独自の安保法案をテレビで審議中継のある10日の衆院安保特別委員会までに国会に提出し「この日の集中審議で、しっかり国民の皆さんに我々の案を理解して頂けるようにしたい」と述べた。

 松野代表は政府の安保法案について根本的問題は「多くの憲法学者が『憲法違反』だと言っている」としたうえで、党の法案について「我々はあくまでも武力行使は自衛の範囲内で行う。唯一あるのは、日本が条約を締結している、日本を守っている艦船および軍隊については日本と同様にみなすというところで、今までの個別的自衛権より若干広いかもしれない。ただ、憲法学者から合憲との意見をいただいている」とした。

 維新の案は「存立危機事態に基づく集団的自衛権行使は認めない」「現行の周辺事態法を維持し、安保条約に基づく日米連携を強化、自衛隊を地球の裏側まで派遣させない」「武力行使の一体化を回避するため、武器弾薬の提供、戦闘行動のために発進準備中の航空機に対する給油・整備は禁止する」などとしている。10日から、政府案と対比しながら国会の場で議論されることになる。(編集担当:森高龍二)

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