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放射性物質大量放出へ現実的危険性ない 九電
記事提供元:エコノミックニュース
九州電力川内原発の1・2号機操業差し止め訴訟の第9回口頭弁論が8日、鹿児島地裁であり、九州電力側は「川内原子力発電所の耐震安全性は十分確保されている」と主張した。九州電力は原告請求の棄却を求めている。
九州電力は口頭弁論で「原告から川内原子力発電所の基準地震動が過小との主張があったが、基準値震動は過去に発生した地震動の様々なデータから統計的に算出される平均像を基に、地域的な特性を考慮し、不確かな部分については安全側に評価した上で地震動評価を実施した」と主張。「基準地震動を超過する地震動が発生する可能性は極めて低い」と主張した。
また、耐震安全上の余裕について「仮に基準地震動を超過する地震動が到来したとしても耐震安全性に直接影響を与えるものではなく、万が一異常な事象が発生したとしても、十分な安全確保対策が講じられていることから、放射性物質の大量放出事故に至る現実的危険性はない」と主張した。(編集担当:森高龍二)
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