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味の素、生産体制を再構築―精製工程をブラジルなどに移管
味の素は5日、主力製品であるうま味調味料「味の素」の生産体制の再構築を図ると発表した。現在川崎工場で生産している「味の素」の生産工程の一部である精製工程を2015年度中に停止し、海外のグループ会社(ブラジル、インドネシア)で行い、倍散化工程および包装工程を国内で行う。
これまで同社では、海外のグループ会社からグルタミン酸を輸入し、国内工場で精製、倍散化、包装を実施していたが、今後は、国内と同じ厳しい品質基準に基づいて生産している海外のグループ会社で精製工程までを行い、国内工場で倍散化工程および包装工程を行う。
味の素グループは、品質基準として独自の品質保証システム「アスカ(ASQUA)」を適用している。「アスカ」は、品質マネジメントシステムの国際規格である「ISO 9001」や、食品衛生の管理基準の一つである「HACCP」などの製造の管理基準を基本骨格とし、そこに味の素グループ独自の考え方や基準を付加して構成されている。
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