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ナミブ砂漠のフェアリーサークルと皮膚細胞のパターンに共通点―OIST
一見無関係な全く大きさが異なる2つの現象 — ナミブ砂漠のフェアリーサークル(左)と顕微鏡下でなければ見えない皮膚細胞(右)の配置は、奇妙に似通ったパターンを共有しているように見える(写真提供:OIST)[写真拡大]
沖縄科学技術大学院大学(OIST)のロバート・シンクレア准教授らによる研究グループは、皮膚細胞とアフリカのナミブ砂漠のフェアリーサークル(妖精の輪)に、似通ったパターンがあることを発見した。
砂漠にできるフェアリーサークルは、むきだしの広い大地の周りを丈の短い芝がリング状に囲む現象であるが、どのように形成されるのかは分かっていない。
今回の研究では、フェアリーサークルと皮膚細胞を比較したところ、どちらも、多くは6個のサークルか細胞と隣接しており、隣接するサークルが4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つのフェアリーサークルの割合は、皮膚細胞の結果とほぼ同じであることが分かった。
研究メンバーの一人であるシンクレア准教授は、「両者が似通っている厳密な理由を述べることはまだ困難ですが、似通っているということが自体が非常に重要なことなのです。このことは、スケールの大きく異なる現象の間でも類似したパターンがあることを示唆しています」と語っている。
なお、この内容は「Ecological Complexity」に掲載された。
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