NEC、大量のIoTデバイスを低負荷でモバイルネットワークに接続できる技術

2015年4月7日 14:35

印刷

従来技術と新技術の比較 (NECの発表資料より)

従来技術と新技術の比較 (NECの発表資料より)[写真拡大]

 NECは7日、IoT(Internet of Things)で利用する大量かつ多様なセンサや機器をモバイルネットワークで利用する際、IoTデバイスの特性や状況にあわせて制御信号を削減し、ネットワーク負荷を低減する通信技術を世界で初めて開発したと発表した。

 新技術では、IoTデバイスの通信や移動の管理のために、従来一律に行っていた通信事業者のネットワークとIoTデバイスの間の制御信号の送受信を、IoTデバイスの通信間隔や移動速度などにあわせて行う。これにより、制御信号数を従来比 約1/10に削減し、IoT デバイスを効率よく接続する。

 また、モバイルネットワークの標準化団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)の国際標準規格に採用され、今後、様々な製品・用途に広く利用される予定である。

関連記事