日本ラッドと電通大、産学連携でビッグデータ領域でのFPGA活用を推進

2015年3月25日 11:36

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ストリームデータ処理に今回の技術を応用した時の性能検証結果を示す図(日本ラッドの発表資料より)

ストリームデータ処理に今回の技術を応用した時の性能検証結果を示す図(日本ラッドの発表資料より)[写真拡大]

 日本ラッドと電気通信大学は25日、ビッグデータ領域において、FPGA(書き換え可能な論理回路が多数配列された大規模集積回路)を活用した高速処理装置の実用化に向けて、技術連携すると発表した。

 日本ラッドでは、今後の主要な事業領域の一つとして、ビッグデータ関連事業を強化している。その中で、リアルタイムデータ処理(ストリーミングデータ処理)領域の高速化手段としてFPGAの活用を進めていたが、同分野で研究を進めている電通大の吉永・吉見研究室が開発したFPGAを用いた高速処理基盤(アクセラレータ)の使用権を得、産学共同での実用化を進めることになった。

 今後、日本ラッドでは、研究の成果をHadoopやApache SPARKなどのビッグデータ処理技術と組み合わせることにより、同社ビッグデータサービスの処理速度向上、サーバー台数の大幅な集約による省電力化などへの応用により、本年度中の実用化、商品化を目指す。

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