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福島第1原発1号機を宇宙線で透視、燃料が溶け落ちていることが確認される
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 東京電力が福島第1原発1号機を宇宙線「ミュー粒子」で透視する作業を行った結果、圧力容器内の燃料がなくなっていることが確認されたという(日経新聞、NHK)。
調査結果PDFや画像なども公開されており、詳しくはこちらを参照するのが良いが、格納容器や原子炉圧力容器、生体遮蔽壁といった構造物らしきものが現存しているだろうことは確認できたものの、炉心内に1mを超えるような大きな燃料の塊は確認できなかったという。また、原子炉圧力容器の炉心部には水が溜まっていない可能性が高いともしている。
これらはすでに東京電力が公表している原子炉・格納容器状態の推定と基本的に一致しているとのことで、燃料が融解して下方へ移動したことを示唆しているとのこと。原子炉の圧力容器が破損して燃料が格納容器内に落下している可能性が高いが、格納容器の状態がどうなっているかはまだ不透明だ。これを受けて、今後は格納容器内の調査を進めていくという。
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