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「ビフィズス菌配合カルシウム強化ミルク」を摂取する人は骨折や便秘が少ない=森永乳業が2万人に調査
便秘・便秘傾向の調査結果を示す図(森永乳業の発表資料より)[写真拡大]
森永乳業は13日、東京医療保健大学と共同で行った、中高年齢層男女2万人の健康状態、および「ビフィズス菌配合カルシウム強化ミルク」の継続的な摂取と健康状態との関係を調べるための全国調査の結果を発表した。
調査の結果、「ビフィズス菌配合カルシウム強化ミルク」を継続摂取している人は、摂取していない人と比べて、骨折やいくつかの疾患の罹患経験が少なく、また、便秘など日常生活におけるQOL(生活の質)が改善されることが確認された。
調査では、「ビフィズス菌配合カルシウム強化ミルク」を摂取している、または摂取していない中高年齢層50代~80代の男女に調査票を配布し、9万2,110部の内、2万3,188名の有効回答を得た。調査期間は、2013年12月から2014年3月まで。
具体的には、「ビフィズス菌配合カルシウム強化ミルク」を3年以上週4回以上の頻度で摂取している「摂取群」と、全く摂取していない「非摂取群」で健康状態や疾患の罹患経験割合を比較した。
比較の結果、摂取群は非摂取群に比べて、男女ともに「便秘または便秘傾向を示す」の割合が低く、日常生活で「物忘れ」、とくに女性は「疲労感」や「腰痛」を感じる人が少なかった。また、とくに男性では「大腸ポリープ」「肝臓病」「胆石」、とくに女性では「腎臓病」の罹患経験率が低かった。さらに、10年以上摂取している女性は過去5年間の「骨折経験」が少なかった。
この数年、ヒトの腸内に生息する腸内細菌とさまざまな疾病発症との関連性が相次いで報告されており、健康を考える上で腸内環境が健康に及ぼす影響が注目されている。腸内細菌の一種であるビフィズス菌は、有害菌の増殖を防ぎ、腸内環境を整える善玉菌の代表格だが、腸内のビフィズス菌数は加齢にともなって減少することが報告されている。
そこで、男女中高年を対象として、「ビフィズス菌配合カルシウム強化ミルク」の継続的な摂取が健康状態にどのような影響を及ぼすか調べることを目的に今回の調査は実施された。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る)
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