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14世紀ヨーロッパの黒死病流行の犯人はネズミではなかった?
記事提供元:スラド
taraiok 曰く、 長い間、14世紀のヨーロッパにペスト(黒死病)を大流行させ200万人もの死者を出した犯人は、アジアから来たスナネズミだとされてきた。しかし、米国科学アカデミー紀要に発表された論文によると、原因はネズミではなかった可能性が出てきたという(CBCNEWS、レポート、Slashdot)。
論文によると、ペスト菌の細菌はシルクロードや海運を介して搬送されたスナネズミに付いた「ノミ」が原因で、ノミが人間に噛みつき病気を移した可能性が高いとしている。
オスロ大学の研究者とスイス政府系科学者は、4世紀もの長期間ペストが流行し続けたことに疑問を持った。そこで、ヨーロッパやアジアの歴史的なペストの流行状況と気候変動を研究したところ、アジアの流行が時間差でヨーロッパにたどり着いていることに気がついたのだという。また、ヨーロッパには恒久的なネズミやペストの発生源は見つからなかったとしている。
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