関連記事
DeNA、自分の祖先のアフリカ大陸からの足跡がわかる遺伝子検査サービスの提供開始
DeNAライフサイエンスは、遺伝子検査サービス「MYCODE(マイコード)」の検査メニューに新たな検査項目の「祖先」を追加した新メニュー「ディスカバリー」の提供を開始した(写真:同社発表資料より)[写真拡大]
ディー・エヌ・エーは27日、子会社でヘルスケア事業を展開する株式会社DeNAライフサイエンスが、遺伝子検査サービス「MYCODE(マイコード)」の検査メニューに、新たな検査項目の「祖先」を追加した新メニュー「ディスカバリー」の提供を同日より開始すると発表した。
遺伝子検査「MYCODE(マイコード)」は、検査キットを使い自宅で唾液採取をして送付する一般消費者向けの遺伝子検査サービス。検査を受けた人の遺伝子情報を読み取り、最大で280の検査項目に関する情報を提供することが可能だ。
今回追加された新しい検査メニュー「ディスカバリー」(¥9,800 消費税別)の中の検査項目のひとつである「先祖」では、ミトコンドリアDNAを用いたハプログループの分析によって、自分の「祖先」がアフリカ大陸からどのようなルートをたどって日本に来たか、その足跡がわかるという。
そのメカニズムはこうだ。ハプログループ(ミトコンドリアハプログループ)とは、人間の細胞内の 「ミトコンドリア」と呼ばれる器官のDNAの多型を用いて分類される遺伝的なグループ。このミトコンドリアは祖母から母親、母親から自分と母系を伝って受け継がれるため、ミトコンドリアのDNAを調べる事により、母系の系譜を辿ることができると考えられているという。
そして現在は様々に研究が進み、各ハプログループに属する人々の母系の祖先が、人類が誕生したといわれるアフリカからどのような経路で大陸を移動し、最終的に日本に辿り着いたのかが少しずつ明らかになってきているという。そこで「ディスカバリー」では、被験者がどのハプログループに属し、そのハプログループが遥か昔にどのようなルートで日本に辿り着いたのかを解説する仕組みになっている。
「ディスカバリー」では他にも、自分自身の「体質」の遺伝的な傾向を知ることができるほか、全21の検査項目に対応するという。また、2月26日(木)以前に「MYCODE」を購入している人が、「祖先」を利用する場合、4月末までは先着1万名に無料で同検査を提供するほか、様々なキャンペーンも実施するという。(記事:町田光・記事一覧を見る)
スポンサードリンク