厚労省、初のBSE発生でノルウェー産牛肉等の輸入手続きを停止

2015年1月31日 20:55

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 厚生労働省は30日、ノルウェーにおいて、牛海綿状脳症(BSE)が確認されたとの情報を入手したため、同国産牛肉等(加工品を含む)の輸入手続きを停止したと発表した。

 厚労省は22日にノルウェー食品安全局ホームページで、同国における検査でBSEが疑われる牛(15歳の肉用繁殖雌牛)が確認されたとの情報を入手した。同日、厚生労働省は事実関係について、在京ノルウェー大使館に照会するとともに、ノルウェー産牛肉等の輸入届出がなされた場合には、貨物を保留するよう検疫所に指示した。

 その後、当該牛の検体については、英国の検査機関で更なる確認検査が実施され、29日遅く、在京ノルウェー大使館より、当該牛が非定型BSEであることが確定したとの連絡があった。

 そのため30日、ノルウェー産牛肉等(加工品を含む)の輸入手続きを停止することとし、検疫所にその旨を通知したという。同国でのBSE発生は今回が初めてとなる。(記事:町田光・記事一覧を見る

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