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NTTら、自然な音声対話が可能な「接客型デジタルサイネージ」を開発
「接客型デジタルサイネージ」のコンセプト・イメージ(日本電信電話の発表資料より)[写真拡大]
日本電信電話(NTT)とピーディーシー(PDC)は21日、自然な音声対話が可能な「接客型デジタルサイネージ」を開発したと発表した。
「接客型デジタルサイネージ」は、ユーザが情報検索をするとき、従来のようにタッチパネルを何度もタッチする必要がなく、ユーザの発話から単語の組み合わせなど分析し、ユーザの要望する情報を検索・提示するシステムである。また、100dBの騒音下でも対話が可能だ。
ユーザに能動的に話しかけ、ユーザが通常に人と話すような言葉で発した要望を解釈し、ユーザが置かれた状況に応じてインタラクティブな情報提示を行うことで、自然な対話を可能とする。また、APIと連携することにより、商業施設や駅などで、様々な情報の提示を可能とする。たとえば、「トイレはどこですか」のような質問は、すぐに最寄りのトイレに行きたいというユーザの意図を理解し、クイックレスポンスでダイレクトに情報を提示する。
NTTが開発したあらゆる騒音環境下で目的の音声をクリアに集音可能とする「インテリジェントマイク技術」を組み合わせることで、ショッピングセンターのような騒がしい環境下でもユーザの音声を認識することが可能となる。一般的な駅や商業施設の騒音レベルは60~80dBであり、NTTのインテリジェントマイク技術を用いると、これら騒音環境下でも、音声認識が可能だという。
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