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大幸薬品 Research Memo(6):二酸化塩素ガスの安全基準策定で利用拡大に期待
記事提供元:フィスコ
*08:56JST 大幸薬品 Research Memo(6):二酸化塩素ガスの安全基準策定で利用拡大に期待
■感染管理事業の現状と今後
(2)日本二酸化塩素工業会の自主基準策定
一般社団法人日本二酸化塩素工業会は2014年3月、「二酸化塩素ガス 室内濃度指針値」を発表した。「二酸化塩素ガスを一生涯にわたって吸い続けても健康への有害な影響がない濃度」として「0.01ppm」と定めており、二酸化塩素ガスが発生する製品を安全に利用するための世界初の取り決めとなる。
基準濃度で菌・ウイルスの低減効果がどの程度あるのかが気になるところだが、大幸薬品<4574>は浮遊黄色ブドウ球菌及び浮遊大腸菌ファージφX174を99%以上低減する効果があると日本防菌防黴学会にて発表している。
同社は安全性に関する自主基準が策定されたことで、二酸化塩素ガスを用いた空間除菌の利用機会が加速するとの見解を示している。企業や消費者から寄せられる二酸化塩素ガス製品についての疑問を解消でき、二酸化塩素を使った空間除菌に対するニーズがさらに増すことが考えられる。また、長時間連続して空間除菌をすることが望ましい公共性の高い施設や病院・老健施設での利用拡大も見込まれる。
(執筆:株式会社フィスコ)《FA》
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