LINE、モバイル送金・決済サービスを発表 LINE友だちへの個人間送金が可能に

2014年12月17日 13:36

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モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」のシステムの流れ(LINEの発表資料より)

モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」のシステムの流れ(LINEの発表資料より)[写真拡大]

 LINEは16日、同社が運営する無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」のアップデート(ver 4.8)を行い、新たな機能として、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」(http://line.me/pay)を発表した。

 LINE Payは、キャリアやOSに左右されることなく、LINE(iPhone/Android)を通じてユーザー間での送金や、提携サービス・店舗での決済を簡単・便利に行うことができるモバイル送金・決済サービスだ。

 サービスの運営はLINEの子会社であるLINE Payによって行われ、送金・決済処理やチャージ、口座振替などの際には、LINE Payと各機関との間で連携・処理が行われる。

 使用するには、LINE上でLINE Payアカウントを登録し、銀行口座振替・コンビニエンスストア・Pay-easyでの支払いを通じた事前チャージ(手数料無料)、もしくはクレジットカードでの支払い登録をすることにより、利用することができる。LINE Payどうしの送金は手数料無料で行える。LINE Payでチャージ・送金されたお金を金融機関で引き出すには216円の手数料がかかる。

 なお、銀行口座振替は、提携先のみずほ銀行および三井住友銀行のネット口座振替サービスと連携しており、LINE Payで銀行口座振替の登録を行うと、チャージ、送金、決済を行うことができる。

 「決済」機能は、現時点ではLINEスタンプなどのLINE関連有料コンテンツを購入できる「LINE ウェブストア」でのみ利用できる。今後は、EC事業者など、LINE Pay決済対応加盟店の拡大を図っていくという。

 加盟店手数料は、導入から2年間は月間決済額100万円まで0%で利用でき、100万円超えた分については物販が3.45%、デジタルコンテンツが5.5%を基本とする。導入店舗向けLINE Payサービスサイトを近日中に公開し、LINE Pay加盟に関する詳細の案内と加盟店の申し込み受付を行うという。

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