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【引け後のリリース】住友化学が除草剤の南米展開で米モンサント社と協力
■株価は6年ぶり高値、ブラジル、アルゼンチンで長期的な協力関係を構築
住友化学 <4005> は9日付けで、米モンサント社とブラジルおよびアルゼンチンにおける農作物保護(雑草防除)分野での長期的な協力関係の構築について合意したと発表。住友化学がグローバルに開発・販売を進めている除草剤フルミオキサジンなどがブラジル、アルゼンチンでもモンサント社の雑草防除体系に長期的に組み込まれるとした。
モンサント社は米国の大手種子・バイオ・化学メーカー。住友化学は、南米を農薬事業の重点地域に位置付けており、昨年、アルゼンチンに子会社の支店を新設するなど、販売体制を強化している。
発表によると、住友化学が国際的に展開しているフルミオキサジンなどの除草剤は、有効成分であるグリホサートに抵抗性を持つ雑草に有効で、2010年以降、米国において、住友化学の100%子会社・ベーラントU.S.A.社の除草剤製品群がモンサント社の雑草防除体系に組み込まれ、難防除雑草の抑制に大きな成果を挙げてきた。
今回の協力関係構築によって、ブラジルやアルゼンチンにおいても、フルミオキサジンがモンサント社の雑草防除体系に長期的に組み込まれる。また、従来の販路に加えて、ブラジルでは「Sumisoya」、アルゼンチンでは「Flumyzin」という住友化学のブランドで、新たにモンサント社を通じてフルミオキサジンが販売されることで、より広範な農家が、この雑草防除体系で推奨される除草剤を使用することが可能となる。
住友化学の9日の株価終値は514円(10円高)。一時518円まで上げて5日続伸となり、うち4日続けて2008年9月以来6年ぶりの高値を更新した。日経平均が120円安と反落した中での高値更新とあって、相場の強さを改めて見直す様子がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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