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主婦の節約志向、一段と 7割が「食費」減らす工夫
消費増税後、食品スーパー各社は、一部の高級店を除いて売り上げが低迷している。天候不順の影響もあるが、日常の買い物を担う主婦らの節約志向が、一段と高まっているのも要因のひとつだ。
関東のスーパーマーケットやドラッグストアの折込みチラシ情報をスマホで知らせるサービス、「チラシル」を運営するDeNAが、主婦らを対象に調査したところ、積極的に節約をしたい費目(3つまで回答)で最も多かったのは、「日常の食費」(44%)、続いて「光熱費」(39%)、「外食費」(38%)、の順となった。また、7割の主婦が、食費を節約するために何らかの工夫をしていることも分かった。
調査はDeNAが9月下旬、全国に住む30歳~49歳の既婚女性500名を対象に、ウェブアンケートで実施。対象は、小中学生の子供がおり、夫と子供の4人暮らしで、週に2回以上買い物をし、家計簿をつけているか、または毎月の食費を把握している主婦に限定した。
毎月の食費は、「3.5万円~4万円未満」が15%、「4~4.5万円未満」が14%と最も多く、小中学生の子供をもつ主婦のうち、過半数は食費を月5万円未満に抑えている。が、「理想の食費」は2.5万円~4万円となっており、現実と理想の間で約1万円の差があった。
食費を節約するための工夫については、「積極的に工夫している」「まあ工夫している」を合わせて、7割以上が何らかの工夫をしていた。一方で、予定より増えてしまうことが多い費目と、節約のチャレンジをしても挫折することが多い費目を3つ以内で回答してもらったところ、食費に関係するもの(「日常の食費」「外食費」)がそれぞれ約半数を占め、食費のコントロールの難しさが伺える。
主婦たちの具体的な節約方法は、1位が「スーパーの特売日にまとめ買い」(72%)、2位が「チラシをみては、スーパーのはしごをする」、「肉や魚以外は見切り品を積極的に買うようにする」(それぞれ38%)となった。食費節約のためには、重い荷物を持ったり、スーパーを何件もはしごしたりするなど、努力を惜しまない傾向が見られる。最近では特売情報を知らせるアプリも登場しているが、主婦たちの情報源は「折込みチラシ」が55%と最も多く、意外とアナログだ。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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