ユーグレナ:バングラデシュの貧困に苦しむ農村地区の所得向上や生活改善を目指したソーシャルビジネスに参入

2014年8月28日 08:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■バングラデシュのGYM社の株式を雪国まいたけより取得する「株式等譲渡契約書」を締結

 ユーグレナ<2931>(東マ)は、2014年8月27日付けでバングラデシュのGYM社の株式等を雪国まいたけより2014年10月1日付けで取得する「株式等譲渡契約書」を締結した。

 GYM社は、ムハマド・ユヌス博士(2006年ノーベル平和賞受賞)が率いるグラミングループの「グラミンクリシ財団」、雪国まいたけ、および九州大学がバングラデシュにて設立した合弁会社であり、貧困に苦しむ農村地区の所得向上や生活改善を目指したソーシャルビジネスとして、もやしの原料となる緑豆栽培「Mungbean Project(緑豆プロジェクト)」に取り組んでいる。GYM社の取り組みは、世界で初の農業分野におけるソーシャルビジネスでもあり、国内外で高い評価を集めている。

 ユーグレナは、2013年10月1日にダッカ事務所を開設し、バングラデシュの子供たちにミドリムシ入りクッキーを無償配布する「ユーグレナGENKIプログラム」を2014年4月1日より開始した。同プログラムは同社および協賛企業からの賛助金により運営する非営利事業であり、バングラデシュの子供たちの栄養問題の解決という社会的意義に資する取り組みという点において、GYM社が取り組むソーシャルビジネスと同じ価値観・使命感を持っている。今回の株式等の取得を通じて、バングラデシュの発展に向けてさらなる貢献の推進と、バングラデシュにおける将来のビジネス展開を見据えて、ユーグレナの認知度向上を目指している。なお、GYM社の会社設立の趣旨にしたがって、GYM社が現地で獲得した利益は、原則として現地でのソーシャルビジネスに全て充当される。

 また、日本において同社は、GYM社から輸入した緑豆を日本国内のもやしメーカー等に販売することによる収益を見込んでおり、今後同社の収益事業に成長させていく方針。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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