カーニー英中銀総裁 対 英中銀インフレ報告

2014年8月18日 14:33

印刷

記事提供元:フィスコ


*14:33JST カーニー英中銀総裁 対 英中銀インフレ報告
先週発表された英中銀インフレ報告では、賃金上昇見通しとインフレ見通しが下方修正されたことで、イングランド銀行(英中央銀行)による早期利上げ観測が後退し、ポンド・ドルは1.66台へ下落した。


しかし、カーニー英中銀総裁が、週末の雑誌でのインタビューで「「労働者の賃金が上昇する前に、政策金利を引き上げる可能性がある」と述べたことで、ポンド・ドルは1.67ドル台に反発している。


イングランド銀行(英中央銀行)は、段階的かつ限定的な利上げにより、低金利政策から穏やかに脱することを望んでいる。


国内総生産(GDP)は、金融危機以前の水準を回復し、失業率も低下傾向にあるものの、インフレ率は、英国中銀の目標値を下回っており、賃金の上昇ペースも遅い。


カーニー英中銀総裁の市場との対話に注目していくことになる。《MY》

関連記事