日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は20円安、決算評価でコマツなどは上昇

2014年7月30日 09:42

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記事提供元:フィスコ


*09:42JST 日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は20円安、決算評価でコマツなどは上昇

【日経平均は20円安、決算評価でコマツなどは上昇】

9時41分現在の日経平均株価は、15597.52円(前日比-20.55円)で推移。日経平均は小幅に下げて始まったが、その後はプラス圏に浮上する場面も。29日の米国株式市場は下落。欧州連合がロシア制裁の強化を決定したことをキッカケに下げに転じていた。この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の15600円だったが、大阪225先物は前日比変わらずの水準から始まるなど、底堅い展開。

決算評価の流れからコマツ<6301>、ホンダ<7267>、OLC<4661>などが上昇して始まっているほか、オムロン<6645>は買い気配スタート。一方で、野村<8604>は売りが先行し、日立建機<6305>は売り気配から始まっている。中小型株では、サイバーダイン<7779>、ミクシィ<2121>が堅調。半面、決算発表を控えているコロプラ<3668>は利食い先行。

セクターでは、その他金融、精密機器、輸送用機器、電気機器、機械などがしっかり。一方で、スカイマーク<9204>が売り気配で推移しており、空運が下落率トップ。証券、陸運、電力・ガス、金属製品、不動産などが冴えない。

【ドル・円は102円05銭付近、29日高値付近にドル売り興味が残る】

ドル・円は102円05銭付近で推移。29日の欧米市場でドル・円は節目の102円をしっかりと超えたが、29日の高値102円16銭付近でドル売りの興味が残されており、ドル・円はやや上げ渋っている。ただし、日経平均株価は小幅高で推移しており、株高が継続していることから、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに縮小する状況ではないとみられている。

■今後のポイント

・日経平均株価の上昇継続でリスク選好的なドル買い継続
・101円90銭以下にドル買いオーダー、102円15銭付近にドル売りオーダー

9時41分時点のドル・円は102円05銭、ユーロ・円は136円86銭、ポンド・円は172円92銭、豪ドル・円は95円72銭付近で推移している。《KO》

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