中国・北京市、大気汚染対策として「風の通路」を計画

2014年7月8日 15:08

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 中国の大気汚染は深刻化する一方だが、中国の北京市は、悪名高い大気汚染に対抗するため、「道に風を送り込んで汚れた空気を吹き飛ばす」という新たな解決策を考え出したらしい。

 同市の環境研究機関トップを務める劉春蘭氏によると、「風の通路」を作ることで郊外から流れてくる空気が市の中心部を通り抜け、うまくいけば大気汚染物質を除去できるという。現在、風の通路を考慮しながら都市計画を見直しており、詳細は年末までに明らかになる見込みだとしている(ウォール・ストリート・ジャーナル)。

 最近の調査によると、中国の土壌汚染は国土の約3分の2に広がっており、地下水の60%が直接飲用できないレベルに汚染されていたとのこと(AFPBBニュース)。

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