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超小型衛星「雷神2」が地表解像度5mのカラー撮影に成功
東北大学と北海道大学が共同開発した超小型地球観測衛星「雷神2」は、7月2日に地表の詳細な景色を撮影することに成功した。
「雷神2」は、東北大学が衛星バスシステム、北海道大学が搭載観測機器を開発してきた超小型衛星で、今年の5月24日にH-IIAロケットによって打ち上げられた。雷神2は重さ43kgで、地上5mの解像度を目標に掲げた高解像度多波長望遠鏡システムを搭載している。
打ち上げ後は、7月2日に、梅雨の晴れ間の日本列島(新潟県南魚沼市の一部)を捉えて、地表の高解像度カラー画像を撮影することに成功した。目標としていた空間解像度5mを達成しており、超小型衛星としては世界最高の性能を更新した。
今後は、波長選択が可能な宇宙用液晶フィルターを用いて、スペクトル撮影に挑戦していく予定で、これが成功すれば大型衛星に匹敵する高解像度なスペクトル計測手段を実現できると期待されている。
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