下村博文文科相が小保方晴子氏の検証実験参加を支持する考えを示す

2014年6月9日 11:47

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記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

【6月9日、さくらフィナンシャルニュース=東京】下村博文文部科学相が、6日の閣議後の記者会見で、刺激惹起性多能性獲得細胞(通称「スタップ細胞」)に関する論文不正疑惑問題の渦中にある、一連の発表された研究論文の筆頭著者である理化学研究所の小保方晴子細胞プログラミング研究ユニットリーダー(30)が、理化学研究所の検証実験に参加することについて、支持する考えを示した。

下村文科相は、論文を撤回したからと言って、必ずしもスタップ細胞の存在が否定されたことにはならないという考えを示し、検証実験と小保方氏に対する処分は、別個の問題として考えるべきある旨の意見を表明した。

小保方リーダーは、英科学誌の「Nature」505号(2014年1月30日)に発表した、主要論文を補足する論文「Bidirectional developmental potential in reprogrammed cells with acquired pluripotency」(676ページから680ページ)の撤回には5月末の段階で同意し、主論文「Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency」(641ページから647ページ)の撤回にも、6月初頭になって同意している。

理研の広報室によれば、小保方リーダーを検証実験に参加させることの条件に、論文の撤回に同意させたことはないとの説明をしているが、小保方氏の代理人である三木秀夫弁護士(司法修習所第36期)は、

「(小保方リーダーが)『(主要論文の撤回は)本意ではない』という趣旨の話をしている」

と説明しているおり、小保方リーダーが論文撤回に同意した経緯については、説明が食い違っている側面がある。【了】

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