関連記事
電子版お薬手帳サービスが開始 電通テックが情報配信事業を展開
お薬手帳は所持者が今飲んでいる薬を記帳する手帳だ。病院へ行くにも薬局に行くにも必ず携帯しなければならないし、ある意味めんどうくさいものでもある。しかし、薬の飲み合わせなどもあり、その人健康には欠かせないものだ。
株式会社電通テックは5日、株式会社リーベンスが提供する電子お薬手帳サービス「hoppe(ホッペ)」を活用した情報配信メディア事業を展開すると発表した。
電通テックは、電子お薬手帳を活用したビジネスに着目。高齢化などにより今後、急速に普及すると予想した。そこで、リーベンスが開発した電子お薬手帳サービス「hoppe(ホッペ)」のプロジェクトに参画し、その事業モデルの基幹となる広告配信事業を担当する。
hoppe(ホッペ)は薬局・薬剤師の要求に基づいて開発されもの。患者に利便性と安心感を与えることで、より多くの患者に来局してもらうサービスを提供する。
このサービスは、従来の電子お薬手帳にはない「薬局と患者とのコミュニケーション機能」を搭載し、薬局・薬剤師・患者間の円滑な信頼関係を構築できることが最大の特長。これにより、「かかりつけ薬局」への移行をサポートしていく方針だ。 また、広告配信モデルを採用することで、この環境を全国の薬局・薬剤師・患者が無料で利用できる。
具体的な特長は、①スマートフォンまたは携帯電話で利用が可能、②ホッペに加入した薬局では、患者がどこの薬局を利用した場合でも 患者のお薬データの把握が可能、③高度なセキュリティ技術で患者の情報を保護、④使いやすいインターフェースで、患者の服薬状況や健康管理をサポート、⑤患者の服薬状況や食事、運動情報を薬局が把握し、指導することが可能、⑥薬局や薬剤師、患者へのダイレクトな広告情報配信が可能、⑦無料で提供。
サービス開始は、2014年9月を予定している。それに向け、まずは全国の薬局に先行案内をスタートし、健康情報・広告配信メディアとしての開発育成を行う。 なお、同事業における広告売上は、5 年後に50億円/年を計画している。
筆者などは、いつも薬局や病院にお薬手帳をうっかり忘れるタイプだ。自分の薬のデータ薬局で把握できれば、それに越したことはない。また、いろんな病気を抱える高齢者の方の負担も減る。うれしいサービスだ。(編集担当:慶尾六郎)
■関連記事
・ソニーがお薬手帳をICカードとスマホで電子化
・「介護は自宅より施設で」 単身高齢者の介護準備とは
・厚生省、公的年金の長期見通しを試算
・テレビを使った「シニア向けスマート TV」サービスのトライアル開始
・高齢化に伴い拡大する高齢者/病者用食品市場 日本が長寿化する理由
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク