大研医器 Research Memo(9):安定した収益力と高い成長力を継続

2014年6月6日 18:14

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記事提供元:フィスコ


*18:15JST 大研医器 Research Memo(9):安定した収益力と高い成長力を継続
■同業他社比較

最後に大研医器<7775>の業績の収益性と成長性及び株価バリュエーションに関して、ディスポーザブル型の医療機器を主力とする同業他社7社と比較を行った。

2014年度の会社計画をベースとした収益性の比較では、売上高経常利益率で二極分化しており、同社は収益性の高いグループに位置している。付加価値が高く、市場シェアの高い製品を主力事業としていることが要因となっている。2014年度の成長率で見れば、8社中2社が経常減益の見込みだが、それ以外は増収増益の計画となっており、同社も平均的な成長率となっている。

ただ、直近7年間の平均成長率で見れば、売上高、経常利益ともに同業他社が総じて伸び悩むなかで同社は高い成長率となっており、収益性と成長力を兼ね備えた企業であると言うことができる。このため、予想PERの水準も同業のなかでは最も高く評価された水準となっている。前述したように、同社の成長ポテンシャルはさらに高まっていることから、今後株式市場での注目度も上昇してくるものと予想される。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《NT》

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