欧米為替見通し:ドラギ欧州中銀総裁の決意表明

2014年6月5日 17:16

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記事提供元:フィスコ


*17:17JST 欧米為替見通し:ドラギ欧州中銀総裁の決意表明

本日5日の欧米市場のドル・円は、G-7首脳会議でのロシアに対する追加制裁懸念、米露外相会談でのウクライナに関する協議、欧州中央銀行定例理事会での緩和措置を見極める展開が予想される。

ドラギ欧州中銀総裁は、2012年にユーロ防衛の決意表明をしたものの、ユーロ圏の失業率は高止まり、インフレ率は低止まりしていることで、近隣窮乏化政策となりかねないユーロ安誘導に踏み出す可能性が警戒されている。

欧州中央銀行定例理事会では、追加緩和措置が予想されているが、政策金利(0.25%)の引き下げ、中銀預金金利や超過準備のマイナス金利化、証券市場プログラム(SMP)の不胎化措置停止、長期資金供給オペ(LTRO)第3弾、量的緩和、などどこまで打ち出されるかを見極めることになる。

ドラギ欧州中銀総裁の会見では、ユーロ安誘導を打ち出す可能性、追加緩和に言及する可能性に警戒することになる。

追加緩和措置が想定内ならば、ユーロ・ドルの買戻しとなり、ドル・円はユーロ・円の上昇に連れ高が予想される。想定外のサプライズとなれば、ユーロ・ドルは続落し、ドル・円は、ユーロ・円の下落で上げ渋る展開が予想される。

【今日の欧米市場の予定】

18:00 ユーロ圏・4月小売売上高(前月比予想:0.0%、3月:+0.3%)
20:00 英国中央銀行が金融政策発表(0.50%で現状維持の予想)
20:45 欧州中央銀行が金融政策と政策金利発表(政策金利は0.10%に引き下げられる公算)
21:30 ドラギECB総裁会見
21:30 加・4月住宅建設許可件数(前月比予想:+4.2%、3月:-3.0%)
21:30 米・前週分新規失業保険申請件数(予想:31万件、前回:30万件)
02:30 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演

G7首脳会議最終日《KO》

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