「総合広告電通賞」は“21世紀の人類社会の課題”の解決に挑む「味の素」

2014年5月28日 08:31

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記事提供元:エコノミックニュース

おいしさの素、「旨味」の発見を起点に創業して、以来104年。味の素は現在、食やアミノ酸、バイオ・ファイン、医薬・健康などグローバルに事業を展開している。写真は「総合広告電通賞」を決定づけた、2013年の新聞広告のひとつ。

おいしさの素、「旨味」の発見を起点に創業して、以来104年。味の素は現在、食やアミノ酸、バイオ・ファイン、医薬・健康などグローバルに事業を展開している。写真は「総合広告電通賞」を決定づけた、2013年の新聞広告のひとつ。[写真拡大]

 5月23日、東京・帝国ホテルで第67回「広告電通賞」審議会の最終選考委員総会が開催され、そこで新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、アウトドア、デジタルそれぞれの「広告電通賞」「最優秀賞」「優秀賞」などを決定。最後に「総合広告電通賞」が決定した。

 今回の第67回「広告電通賞」の「総合広告電通賞」には、味の素株式会社が選ばれた。同社は初の総合広告電通賞受賞である。昨年はサントリーホールディングスだった。

 味の素は、おいしさの素、「旨味」の発見を起点に創業。以来104年、グループは現在、食やアミノ酸、バイオ・ファイン、医薬・健康など、いのちに深くかかわる様々な分野でグローバルに事業を展開している。企業姿勢として「事業を通じて、“21世紀の人類社会の課題”の解決に貢献していく」という姿勢が広告のバックグラウンドに脈々と息づいている。そのあたりが評価された格好だ。

 今回選考の対象となった広告作品は、2013年4月1日から2014年3月31日まで展開した広告で、選考会に載った作品は1654点、最終選考に残った作品は370点だった。

 総合広告電通賞に決定した味の素は、「雑誌」で広告電通賞を獲得し、「新聞」で最優秀賞を、加えて「雑誌」「ラジオ」でそれぞれ優秀賞を獲得するなど、広告活動全般にわたる優れた成果が評価された。

 「味の素」以外の広告電通賞は、「新聞広告電通賞」はJR東日本、「ラジオ広告電通賞」はニッポン放送、「テレビ広告電通賞」は全国都道府県及び20指定都市、「アウトドア広告電通賞」は西友、「デジタル広告電通賞」はエバラ食品、「プロモーション広告電通賞」は熊本県がそれぞれ獲得しました。また、「インテグレーテッド・キャンペーン賞」はサントリーホールディングスが、「広告電通賞特別賞」は本田技研が獲得した。

 贈賞式は、7月1日に東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で行なわれる。また、入賞作品は、東京・汐留の「アド・ミュージアム東京」において7月18日~8月24日に展示する予定だ。(編集担当:吉田恒)

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