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【引け後のリリース】クラレがレトルト食品用の新フィルムでアルミ製の代替めざす
■電子レンジ調理が可能で透明性が高く金属探知機の使用も可能など高機能
クラレ<3405>(東1)は28日付けで、レトルト食品包装用の透明ガスバリアフィルム(商品名クラリスタ)に高い防湿性を付与した「クラリスタCF」を開発し、本格販売を開始したと発表。現在主流のアルミ箔を使用した積層フィルムからの代替を推し進めるとともに、レトルト包装化の進む流動食や点滴輸液、薬などの医療分野やペットフードなど、食品包装以外の分野にも積極的に展開していくとした。 発表によると、この包装用新素材は、プラスチックフィルムとしては最高レベルのバリア性能(酸素・水蒸気)を発揮し、電子レンジでの加熱調理が可能、 透明性が高く、内容物の視認に好適、印刷、ラミネートなどの加工性が良好、 金属探知機の使用が可能、など、これまでのアルミ箔を使用した積層フィルムを凌駕する機能がある。販売目標は年20億円。
2014年3月期の連結決算は4月25日に発表し、売上高は前期比11.9%増の4134.85億円となり、営業利益は同0.7%増の495.45億円に、純利益は同2.1%増の293.9億円となった。今期の見通しは、決算期を12月末に変更するため9カ月決算になり、売上高は3850億円、営業利益は440億円、純利益は260億円、1株利益は74円22銭とした。
本日の株価終値は1160円(12円高)。2月以降は1050円前後を下値に1200円前後を上値とするモミ合いを続けておリ、前3月期の発表では一時的にモミ合いの上限突破を試す動きがあった。新素材開発では材料性の多い銘柄になり、モミ合いを抜け出せば1250円前後まで100円高が早いとの見方がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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