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健康食品平均年間5万円以上 「効果感じられないのにやめられない」声も
健康食品の効果と費用に関する実態調査が行われた。株式会社ネオマーケティングは、Webアンケート方式で調査を行った。有効回答数は20代から59歳までの1000人(各年代共に男女250人ずつ)。調査期間は、2014年3月17日から3月18日まで。
「健康食品に1日どれくらい費用をかけている?」の質問に対し、「100円未満」と答えたのが447人、「100円以上200円未満」341人、「200円以上300円未満」104人、「300円以上400円未満」39人、「400円以上500円未満」19人、「500円以上」50人となった。1日平均149.2円。年間53,721円ということになる。
「摂取している健康食品は自分にあっているか?」の問いに対して、「自分の体や体調に間違いなく合っている」と答えたのはわずか6.7%にとどまり、「合っているかどうかわからない」「合っていないかもしれない」が49.1%、「合っていないかもしれないが使ってしまっている」が2.5%となった。約半数が「合っているかどうかわからない」と回答していることになる。
効果に関して、体に変化が「かなりあった」と答えたのは6.0%で、「あった」は、29.3%弱、「そこまでなかった」57.0%。「全くなかった」7.7%。半数以上が明確な効果を感じられていないことが明らかとなった。
「摂取している健康食品・飲料の中身・成分について、知識があり、理解していますか」の問いに対しては、「しっかり理解している」が8.6%、「理解している」が45.2%、「あまり理解していない」52.6%、「まったく理解していない」3.6%となった。半数近くの人が、健康食品・飲料の中身や成分について理解しないまま摂取していることになる。
必ずしも効果が感じられているわけでもなく、成分についても理解が乏しい。それなのに、摂取し続ける理由は何であろうか。
「あなたが健康食品・飲料を摂取し始めた理由は何ですか」との問いに対して、「効果・効能が良さそうだから」が38.0%、「なんとなく効きそうだから」が34.2%、「企業や商品の宣伝・広告を見て」が9.6%、「イメージが良かったから」が6.0%、「知人・友人が取っているから」が5.0%、「SNSで話題になっていたから」が3.0%、「その他」が4.1%となった。
今回の調査から、効果に対する明確な根拠を持たないままに、商品イメージや口コミを頼りになんとなく飲み続けている人が多いことが伺えた。人は誰しも、「健康」と名のつく商品に飛びつきやすいのかもしれない。しかし、これらも商品である以上、家電や雑貨等と同じように、商品価値を詳細に吟味し、そのうえで妥当と思われるものだけを購入すべきなのかもしれない。(編集担当:堺不二子)
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