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米株式:「米国株は下げ渋りか リスク資産圧縮の動きは13日までに一巡した可能性も」
記事提供元:フィスコ
*20:53JST 米株式:「米国株は下げ渋りか リスク資産圧縮の動きは13日までに一巡した可能性も」
14日のNYダウは、下げ渋る可能性がある。13日に取引では、2月小売売上高や
週間新規失業保険申請数の改善が好感されたが、中国の2月小売売上高や鉱工業
生産が下振れしたことが嫌気された。ウクライナ情勢の不透明感も相場の懸念材
料となった。公益事業を除いて全面安となっており、自動車・自動車部品や半導
体・半導体製造装置の下落が目立った。
14日にNYダウは前日の大幅な下げの反動が意識されそうである。直近安値水準
までの下げにより、ダブルボトム形成が意識されるかもしれない。欧米諸国の対
ロシア制裁措置の発動に対する警戒感は残されており、株式などのリスク資産を
圧縮する動きは14日も継続する可能性があるが、リスク資産の圧縮は13日までに
一巡した可能性がある。日経平均株価の大幅安は懸念材料だが、米国市場への影
響は限定的と判断する。
なお、14日発表の経済指標では、2月生産者物価指数と3月ミシガン大学消費者
信頼感指数速報が注目されている。ミシガンの数字は82.0と予想されており、予
想通りであれば13日に大きく下げた自動車・自動車部品などが強い動きを見せる
可能性がある。《MY》
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