日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は27円安、売り一巡後は先物主導で下げ幅縮小

2014年2月24日 09:42

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記事提供元:フィスコ


*09:42JST 日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は27円安、売り一巡後は先物主導で下げ幅縮小

【日経平均は米国市場下落で反落スタート、ソフトバンクなどが軟調】

9時41分現在の日経平均株価は、14837.78円(前日比-27.89円)で推移。日経平均は反落して始まった。21日の米国株式市場が下落し、シカゴ先物は大証比40円安の14790円になったことで、これにサヤ寄せする格好。G20では世界経済の成長率を「5年で2%以上」底上げする目標を明記した共同声明を採択したが、反応はみられなかった。売買代金上位ではソフトバンク<9984>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、マイクロニクス<6871>、三井住友<8316>、KDDI<9433>などが軟調。一方で、ホンダ<7267>、ファナック<6954>、オリックス<8591>、キヤノン<7751>などが小じっかり。

セクターではその他金融、ゴム製品、機械、情報・通信が小じっかりで始まった。半面、パルプ・紙、保険、その他製品、水産・農林、鉱業、証券、繊維、精密機器などが冴えない。個別ではリバーエレテク<6666>が小安く寄り付いた後に一気にストップ高をつけている。NaITO<7624>、ユビキタス<3858>、リアルビジョン<6786>、リソー教育<4714>、ネットイヤー<3622>、星光PMC<4963>などが強い値動きをみせている。

なお、寄り付き後の日経平均は一時14752.70円(同-112.97円)まで下落する場面もみられたが、先物主導で切り返し下げ幅を縮小する展開となっている。

【ドル・円は102円53銭、株安を意識したリスク回避的な円買いは観測されず】

ドル・円は102円53銭付近で推移。株安を意識したリスク回避的な円買いは観測されていないようだ。ただし、株高を想定している投資家は少なくないことから、日経平均株価の反転、上昇がない場合、ドル・円は102円50銭前後で小動きを続けるのではないかとの声が聞かれている。なお、仲値時点のドル需要は通常並と予想されており、足元のドル・円相場に大きな影響を与えることはないとみられている。

9時41分時点のドル・円は102円53銭、ユーロ・円は140円88銭、ポンド・円は170円54銭、豪ドル・円は92円01銭付近で推移している。《KO》

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