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電通、中国のソーシャルメディア・マーケティング会社を買収
電通が買収する中国のソーシャル・クリエーティブ・エージェンシー「ベラウォム(Verawom)」のウェブサイト[写真拡大]
電通は10日、海外本社の電通イージス・ネットワークが中国のソーシャル・クリエーティブ・エージェンシー「ベラウォム(Verawom)」の株式100%を取得することで合意したと発表した。成長率の高い中国のデジタル広告市場のソーシャルメディア領域で競争力を強めることを図る。
買収後、同社グループはベラウォムをグローバルネットワーク・ブランドのひとつであるIsobarの中国グループに組み込む。これによって、デジタル領域の事業基盤とサービス提供能力が強化され、ソーシャルメディア領域で競争優位の確保が可能になるという。ベラウォムは、Verawom – Linked by Isobarに改名する。
ベラウォムは中国のソーシャルメディア・マーケティングを総合的にカバーする有力企業。資本金は100万元(約1,700万円)、2012年12月期の売上総利益は1,962万1,000元(約3億4,000万円)。
特にソーシャルメディア上でのコミュニティ形成やクリエーティブ制作に強みを持っており、2013年10月に開催された中国国際広告祭の中国広告長城賞と11月のROIフェスティバルで、合わせて3つの金賞を受賞している。
電通グループのカラ(Carat)が 2013年9月に発表した中国の2012年のデジタル広告費は、前年比43.7%増だった。今後も40%前後の高い成長率が続くと予測している。
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