NY原油:続伸で99.88ドル、米寒波による根強い需要増観測や雇用統計への評価も

2014年2月8日 08:50

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記事提供元:フィスコ


*08:50JST NY原油:続伸で99.88ドル、米寒波による根強い需要増観測や雇用統計への評価も

NY原油は続伸(NYMEX原油3月限終値:99.88 ↑2.04)。寒波の影響による留出油(暖房油やディーゼル油など)への需要増観測が根強いなか、米国の1月雇用統計の発表を受けての取引となり、寄り直後には一時売りが先行し、安値97.64ドルを付けた。しかし、その後は買いに転じ、上値を追うような動きとなり、引け間際に一時100.06ドルまで上昇した。

7日発表の米国の1月雇用統計では、非農業部門雇用者数が予想を大きく下回る11.3万人増にとどまる一方、失業率は予想外に6.6%に低下した。原油相場では、雇用者数の下振れには寒波の影響を考慮すべきとの見方が多く、失業率低下については、労働参加率が上がったなかでの低下だったことが注目され、米経済への期待の継続が買いにつながったとみられる。《KO》

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