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【引け後のリリース】カルビーはインドネシアに続きフィリピンでも合弁事業
■第3四半期決算はシリアル食品など好調で2ケタ増収増益
カルビー <2229> は30日の大引け後、第3四半期の連結決算(4~12月)とフィリピンでの合弁会社設立を発表し、事業開始後6年以内に売上高40億円を目指してグループ全体の中期的な業績向上に資すとした。海外展開が急で、2013年7月にはインドネシアでWingsグループとの合弁会社を設立している。
発表によると、フィリピンでの合弁会社は2014年4月設立の予定で、資本金は6億ペソ(約14.4億円、予定)、合弁相手は同国のスナック菓子、飲料等の製造販売で強いブランド力と販売力を持つユニバーサル・ロビナ・コーポレーション(Universal Robina Corporation)。出資比率などは今後具体的な協議を行なう。
一方、第3四半期の連結決算(4~12月)は2ケタ増収増益となり、スナック菓子やシリアル食品、海外事業の好調展開などを要因に、売上高が前年同期比11.3%増加。営業利益は同じく24.6%増加し、為替差益の発生も手伝う形で純利益は同40.0%増加した。
4~12月期は、インドネシアで合弁会社を設立したほか、海外事業の拡大に向けて、北米ではPepsiCo,Inc.(ペプシコ)グループ、中国では康師傅(カンシーフ)グループとの取り組みを開始した。国内事業では、主力のポテト系スナックやシリアル食品の「フルグラ」が好調で、国内シェアを拡大することができました。コスト・リダクションでは、集中購買や稼働率向上などにより製造原価率を低減させることができた。
今3月期の予想は据え置き、売上高を前期比5.9%増加の1900億円、営業利益は同14.0%増の180億円、純利益は同10.2%増の104億円、1株利益は78円76銭。
本日の株価終値は2344円(45円安)。全体相場が日経平均で一時530円安の急落となった割に強く、全体が安定すれば出直りを強める可能性がある。余談だが、同社株は東日本大震災が発生した当日に新規上場となったため、波乱相場には強いというジンクスがある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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