ダイナムJH Research Memo(1):香港証券取引所へ業界初の株式上場を果たす

2014年1月10日 10:23

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記事提供元:フィスコ


*10:23JST ダイナムJH Research Memo(1):香港証券取引所へ業界初の株式上場を果たす

ダイナムジャパンホールディングス<HK06889>(以下同社)はパチンコホール業界において、店舗数で第1位、営業収入で第2位の国内最大手クラスの企業だ。2012年8月、パチンコホール業界の企業として初めて、香港証券取引所に株式上場を果たした。

パチンコホール業界を取り巻く環境は厳しいが、同社は積極的な出店と規模のメリットによる高い収益性を生かして、持続的な成長を目指す。「10年後(2023年3月期末まで)に、シェア10%、1,000店舗」という目標を掲げている。

非常にチャレンジングな目標に対して、実現可能性をもたらす効率的な経営といった同社の企業カルチャーは、「チェーンストア経営」にオリジンがある。流通革命に感銘を受けた経営者がチェーンストア理論をパチンコホール業に適用して経営した結果が現在の姿として結実した。

業績面では、出店動向はもちろんであるが、低貸玉営業の強化、PBパチンコ機の導入、パーソナルシステム導入など、注目点が多い。それだけ自助努力による業績改善余地が大きいとも言え、業界全体の傾向から離れて、同社独自の成長シナリオを描くことは十分可能であろう。


★Check Point

・日本最大級のパチンコホール運営企業、店舗数は国内トップ
・経営目標は10年後にマーケットシェア10%及び1,000店舗
・株主還元に高い意識、配当性向45~50%を目安に配当


(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》

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