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三井物産、メキシコで風力発電事業に出資
三井物産が出資するメキシコ合衆国オアハカ州で建設中のサント・ドミンゴ風力発電所の現場写真(三井物産プレスリリースより)[写真拡大]
三井物産は24日、メキシコ合衆国オアハカ州で建設中のサント・ドミンゴ風力発電事業(発電容量160MW)を推進するEoliatec del Pacíficoの50%株式を取得したと発表した。
同社によると、今回の風力発電事業の総事業費は50億メキシコペソ(約380億円)。2014年4月に商業運転を開始する見通しで、発電した電力は15年間の売電契約に基づき大手民間企業2グループに供給されるという。
今回の株式取得は、フランス大手再生可能エネルギー発電事業会社EDF Energies Nouvellesの子会社EDF EN Mexicoから三井物産投資子会社MIT Renewables Mexicoを通じて行った。
三井物産は2013年2月にビイ・スティヌ風力発電所をEDF EN Mexicoと折半出資しており、2件目の協業案件となる。
三井物産によると、同社はメキシコを重点地域と位置付けており、IPP事業者として総発電容量でメキシコ第2位。天然ガス焚きコンバインドサイクル(複合火力)発電所6カ所に出資参画している。メキシコでは、堅調な電力需要増加が予想されており、三井物産が世界各国で展開する発電事業の知見と、メキシコの既存事業を通じた知見・経験を活かし、同国での発電事業の基盤強化を目指すと共に、電力供給安定化と低炭素社会インフラの整備に貢献していくという。
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