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ビジョンメガネ、民事再生法の適用を申請 負債77億円
ビジョン・ホールディングスと子会社のビジョンメガネの2社が25日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けた。負債は2社合計で約77億円。
帝国データバンクによると、同社は2005年ごろからのロープライスショップの台頭で販売が落ち込み、2008年3月期に5億円を超える経常赤字となった。不採算店舗の閉鎖や販管費の圧縮などのリストラを進めたが、減収を補うには至らず2009年3月期も経常赤字に。
2010年後半には大株主変更で創業家色を薄め、2012年2月には外資系企業の傘下に入り、再建を進めていたが、赤字経営の解消には至らず、今回の措置になったという。
2012年3月期連結決算は、売上高が約84億7642万円、当期損失が約2億2575万円、翌2012年12月期連結決算(決算期変更)は売上高が約60億9240万円、当期損失が約2億8050万円だった。
ビジョン・ホールディングスの創業は、1976年10月で、79年に法人改組した。同業者より店舗を継承するなどして業容を拡大し、2000年4月には店頭公開、2002年3月期には年売上高約172億1700万円を計上していた。
今後は、スポンサー候補の経営戦略合同事務所(東京都港区)の支援を受けながら営業を継続し、再建を図る。
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