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ラメール「ランバン オン ブルー」が初の大阪展を開催 エンドユーザーに新作予約の場を提供

「シミュレーションシステム」による服柄の投影デモンストレーション
「ランバンコレクション」「ランバン オン ブルー」ブランドのレディスを展開するラメール(東京)が10月30、31日の2日間、大阪で初の展示会を開催した。東京では前シーズンの2013年秋冬展からスタートした同展示会。東京での好評を受け、大阪の初開催が実現した。上顧客を招待するスタイルで、エンドユーザーがいち早く来シーズンの新作に触れ、注文することができる貴重な機会でもある。
ラメールはレリアンのグループ会社で、2011年5月から「ランバンコレクション」「ランバン オン ブルー」のレディスウエアのライセンスビジネスを手掛ける。今回は25-35歳女性をメーンターゲットにする「ランバン オン ブルー」の展示会を開催した。同ブランドは百貨店を中心に直営店を19店展開する。
同社では以前から、顧客にアピールできるイベントを検討していた。「お出掛けしてお洒落できる場所を提供する」(ラメール営業本部宣伝販促ランバン オン ブルー、佐久間奈美枝氏)目的で、来シーズンの新作を予約できるエンドユーザー向けの展示会を企画した。従来、エンドユーザーが来シーズンの商品を手に取る機会はなかったが、上顧客へのサービス向上を目的に今回の展示会開催に至った。13年秋冬展は東京展のみの開催だったが、大阪方面の顧客から開催を願う要望が多かったことも後押ししたようだ。
今回の2014年春夏展は東京が10月23-25日の開催で、約40人を招待。東京展では平均20万円の受注額にのぼった。大阪展は約80人を招待。共に上顧客が対象だ。同ブランドはシーズンテーマを色濃く反映した「Aライン」を筆頭に、やや手ごろな「Bライン」、ベーシックの「Cライン」と3つのカテゴリーで商品を構成する。今回の展示会は「Aライン」が中心。上顧客が求めるよりブランド個性の強い商材を取り揃えた。14年春夏のシーズンテーマは「A TOUTE LLURE…」(全速力で...)。カップルが逃避行で訪れる様々な場所をデザインソースにした。
東京展ではモデルによるファッションショー形式で新作を披露したが、大阪展ではプロジェクション機器を使ったコーディネート「シミュレーションシステム」を紹介した。ジャヴァグループの「ビッキー」ブランドが開発した投影型のコーディネートシステムで、白地の服を着たモデルに様々な服の柄やデザインを投影し、実地にコーディネートを比較することができる。
このエンドユーザー向けの展示会はプロパー価格でまとまった発注が受けられる以外にも、上顧客の意見を商品企画の修正に生かせるというメリットがある。
顧客サービスの強化と共に、商品企画の精度を高めることができる。
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
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