李嘉誠一族:中国の資産処分はリスク分散、暴落前の売り逃げではない

2013年9月6日 11:44

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記事提供元:フィスコ


*11:44JST 李嘉誠一族:中国の資産処分はリスク分散、暴落前の売り逃げではない
香港の富豪である李嘉誠一族の傘下企業、長江実業集団(00001/HK)の郭子威取締役はきのう5日、一族が中国と香港の不動産やデパートなどを相次いで処分したことについて、リスク分散という企業戦略の一環だと説明。報道されているような「暴落前の売り逃げ」ではないと強調した。

郭役員は、欧州の投資チャンスが増えているため、企業家として欧州で事業を拡大することが当然だと指摘。また、中国の不動産市場から完全に撤廃する予定がないことも明らかにした。

なお、一部では、インドネシアやインドなど東南アジアの通貨暴落や株式市場の乱高下などを受け、李嘉誠氏がアジア危機の再来を察知し、香港や中国の資産を大量に処分していたと報じた。《ZN》

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