【じっくり投資コーナー】太陽ホールディングスは高値から25%調整、下値水準到達、年120円配当に魅力

2013年9月1日 13:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  絶縁膜「ソルダーレジスト」で世界シェア1位の太陽ホールディングス <4626> は、8月30日(金)36円安(-1.25%)の2853円と反落。51円安の2838円と売られ、5月15日につけた年初来の高値3770円から25%調整。2800円割れの下値圏に接近し、値ごろ感が出ており、ここからの突っ込み場面は買い妙味が膨らもう。

  足元の業績、スマートフォンや車載関連向けの需要が堅調に推移。リジッド基板用部材とPKG(半導体パッケージ)基板用とフレキシブル基板用部材が好調で、ビルドアップ基板用部材とFPD用用部材の落ち込みをカバーし、今3月期第1四半期売上高は95億9900万円(前期比4.2%増)、営業利益は16億5900万円(同48.7%増)、経常利益は17億2300万円(同43.1%増)、純利益は11億5800万円(同29.0%増)と2ケタ増益着地と好調。台湾における連結子会社の出資比率を51.0%から69.2%に引き上げ、市場成長が見込まれる中国でのシェア拡大を目指し、通期純利益47億円(前期比39.6%増)は達成する見通し。年間配当は120円(同30円増)を予定している。

  株価は、下値支持線である9カ月移動平均線に届き、配当利回り4.2%と利回り妙味が増す水準。先進国を中心にスマートフォン市場が成熟し収益の伸びが鈍化するとの懸念はあるものの、新興国市場に開拓余地を持つ基礎部品のシェアが高いメーカーには成長期待が高まり、リバウンド相場は十分見込まれる。ここからの押し目は買い妙味が膨らもう。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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