下落、シリア情勢への警戒感

2013年8月31日 05:47

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記事提供元:フィスコ


*05:47JST 下落、シリア情勢への警戒感

米国株式相場は下落。ダウ平均は30.64ドル安の14810.31、ナスダックは30.43ポイント安の3589.87で取引を終了した。レイバーデーの連休前で手控えムードとなる中、シリア情勢への警戒感から終日軟調推移となった。ケリー国防長官がシリア問題について会見し、軍事行動は限定的なものに止める方針を明らかにしたが、株価の大きな変動要因とはならなかった。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や食品・生活必需品小売が上昇、一方で自動車・自動車部品や商業・専門サービスが下落した。

顧客管理ソフトのセールスフォース・ドットコム(CRM)が予想を上回る決算を発表して急騰。データ分析ソフトのスプランク(SPLK)は、決算で予想以上に損失が拡大したものの、売上高が約50%の伸びとなったことで堅調推移となった。複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は消費者向け金融部門を分離するとの思惑で小幅高。一方でドーナツチェーンのクリスピー・クリーム・ドーナッツ(KKD)は、決算が予想を下回り下落。携帯端末メーカーのアップル(AAPL)は、iPhoneの下取りサービスを開始したものの軟調推移となった。

8月のダウ平均株価は4.5%の下落となり、2012年5月以来の悪いパフォーマンスとなった。《KG》

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