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米株式:下落、27日の下落時から28日の底値までの38.2%崩す
*23:49JST 米株式:下落、27日の下落時から28日の底値までの38.2%崩す
米株式市場
S&P500は大きな動きを見せていないものの依然として100日移動平均線(1639付近)より下での推移となっている。同指数は、27日の下落時から28日の底値までの38.2%を下回っており、また28日からのハイヤーローも崩している。9月2日はレイバーデーで今週は連休となる。
BNPパリバが、バーナンキ議長の後任がイエレン現副議長でなくサマーズ氏になるのならば、10年債の利回りが50bp上昇し、今後2年間の成長は0.5-0.75%落ち込み、雇用成長には35-50万人規模少なくなると予想。バークレイズもサマーズ氏がタカであるとの見方から利回りへの影響を指摘している。
シリア攻撃に備えてオバマ政権がこの数日の間にエネルギーの専門家と相談していたことをロイターが報じている。政権は、現時点での戦略石油備蓄放出の必要性は見ていないもよう。海外では、30日午後に英議会がシリア攻撃の有無を否決している。ドイツも参加しない見込みで、欧州ではフランスが、またトルコも参加するもよう。欧州からのサポートは限定的となるもようだが、ホワイトハウスはシリア攻撃を決断すれば議会の承認無くても行動するとの計画で、ベイナー下院議長などからの反発が見込める。
9月17-18日の連邦公開市場委員会とその後のバーナンキ議長によるプレスカンファレンスが資産購入縮小への行方を含んで注目されるなかで、29日にリッチモンドのラッカー連銀総裁が「資産購入縮小への条件は揃った」と発言していたが、氏は投票権を持たない上に春から同様の発言をしていた。
マクロ経済では、朝方に発表された市場予想を下回る7月の個人支出を受けて第3四半期GDP予想を1.9%から1.6%に引き下げている。
個別銘柄では、顧客管理(CRM)のセールスフォース・ドットコム(CRM)が市場予想を上回る決算を発表している。
S&P 500は5.88安の1632.29前後で推移、ナスダック総合指数25.96ポイント安の3594.34ポイント前後で推移、ダウ平均株価は49.34安の14791.61ドル。(日本時間23時45分時点)。《KG》
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